結論:NGは「対象・共有・変更・中止」の4点で伝える
NGを伝える目的は、採用されやすい答えを作ることではなく、自分が同意していないことを仕事の条件から外し、約束と違った時に止められる状態を作ることです。面接担当者へ伝えるだけでなく、当日の受付や現場担当へどう共有されるかを確認します。
具体的な性的行為のやり方や、我慢する方法を覚える必要はありません。仕事内容の範囲、拒否できること、途中で変更できること、トラブル時の連絡先を条件として確認してください。
面接前に分けるNGの項目
業界内の短い言葉だけでは、人によって意味が違うことがあります。「この言葉なら全部伝わる」と考えず、実際に対象外にしたいことと、どの場面で変更できるかを文章で確認します。
面接で確認する8つの質問
- 必須の仕事内容は何ですか基本と追加を分け、断ると働けない内容があるなら応募判断の前に確認します。
- NGは誰が登録しますか面接担当、受付、当日担当のどこで記録されるかを聞きます。
- 誰まで共有されますか必要以上に個人情報を広げず、仕事に必要な範囲で伝わる方法を確認します。
- 当日に変更できますか体調や不安で変更したい時の締切、連絡先、扱いを聞きます。
- 利用者にはどう伝わりますか事前案内、受付確認、プロフィール表示等、約束を守る仕組みを聞きます。
- 約束と違う時はどう中止しますか連絡手段、合図、迎え、部屋から出る手順、利用者対応を聞きます。
- 中止時の報酬や費用はどうなりますか利用者都合、店舗説明違い、自分の体調等を分けて確認します。
- NGを理由に不利益はありますか保証、予約、写真、シフト等への影響を具体的に聞き、説明を記録します。
そのまま使える伝え方
「応募前に仕事内容の範囲を確認したいです。私が対応しない内容はこの項目です。誰が記録し、当日の担当者と利用者へどう共有されますか。体調等で当日に変更する場合と、約束と違う要求があった場合の中止・連絡方法も教えてください」
理由を詳しく話さないと認められない、という前提で個人的な経験や健康情報を過剰に伝える必要はありません。必要な仕事条件として、対象外にすることと連絡方法を確認します。健康状態の個別判断が必要なら、店舗ではなく医療機関へ相談してください。
当日の開始前に再確認する
- 登録したNGが当日の担当者に表示されているか
- 利用者へ事前に伝わる仕組みが動いているか
- 連絡端末と、つながらない時の別手段があるか
- 中止を伝えた後に安全な場所へ移れるか
- 迎えや移動にかかる時間と方法が分かるか
- 中止時の報酬・費用の扱いを確認したか
面接時の説明と違う、登録がない、連絡がつかない場合は、開始してから解決するのではなく、開始前に止めてください。「一度だけなら」「今回は特別」と変更を求められても、同意していない内容へ合わせる必要はありません。
約束と違う要求・強制・危険を感じた時
まず、その場を離れられるなら安全な場所へ移動します。店舗との条件整理、報酬、記録より身体の安全を優先してください。性暴力に関する相談は全国共通番号 #8891、警察の性犯罪被害相談は #8103、緊急ではない警察相談は #9110があります。
外部へ相談するか迷う段階でも利用できる窓口があります。自分だけで「被害に当たるか」を確定してから相談する必要はありません。相談先へ何を話すかは自分で選べます。
NGが機能していないサイン
- 面接担当者だけが知っており、当日担当へ共有されない
- プロフィールや受付の説明が、登録内容と違う
- 理由を詳しく話すまでNGを登録しない
- 当日の変更や中止方法を説明しない
- 断ると保証・帰宅・精算を妨げると示唆する
- 利用者との間だけで解決するよう求める
この記事の限界
この記事は個別の行為が犯罪、契約違反、ハラスメント等に当たるかを判断しません。また、NGを伝えれば危険を完全に防げると保証するものでもありません。安全が脅かされる、強制される、帰宅を妨げられる場合は、内部の担当者だけでなく外部の相談先を利用してください。
参照した公的情報
最終確認日:2026年8月13日。リンク先の最新情報もあわせてご確認ください。
- 厚生労働省「働くときの基礎知識(労働条件)」労働条件の明示と、面接時に条件を再確認する重要性を確認。
- 内閣府「性犯罪・性暴力に関する相談窓口」ワンストップ支援センター全国共通短縮番号 #8891 を確認。
- 警察庁「性犯罪被害相談電話」性犯罪被害相談電話 #8103 と警察相談専用電話 #9110 を確認。
- 厚生労働省「労働条件相談ほっとライン」匿名・無料で利用できる労働条件の相談先を確認。